コーヒーの木や種類を知る 〜コーヒーの知識〜

「コーヒー」の木はアカネ科のコフィア属に属す木ですが、ここは覚えなくて大丈夫です。コーヒーの種類自体は40種類程あるそうですが、覚えて置くのは2つ、アラビカ種とロブスタ種です。コーヒーの知識をお持ちの方は「あれ、ティピカ種は?」などと思うかもしれませんが、ティピカもアラビカの一種です。

1.アラビカ種
原産はエチオピアとされています。エチオピアは現在でも産地としてとても有名ですね。
世界で栽培されている80%はアラビカ種だそうです。

アラビカ種の特徴としては、香りが良いのでストレートコーヒーとして飲めること。ただし、乾燥や病気に弱く、コーヒーの天敵であるサビ病という病気に対する耐性がほとんどないそうです。高温多湿にも弱い。

一般的には900m以上の高地で作られたものが高値で取引されます。例外としてはハワイコナ、ブルーマウンテンなど。
栽培に適した土地は水はけのよい肥沃な土地で、気候は平均気温が20度を超えるコーヒーベルトの範囲内にあり、且つ高温や直射日光に弱いため、日陰や霧の出るような土地、日中と夜間の寒暖差が激しい土地など。繊細なんですね。

台湾にも栽培に適した土地があり、台湾珈琲は品質の良い珈琲を作ります。
寒暖差があり、水はけの良い斜面で霧が出る土地など、、、、知っております!
ぜひ、当店の台湾コーヒーをご賞味ください。

2.ロブスタ種
前述のサビ病にも強く、病気に耐性があります。
日本ではベトナム珈琲などでおなじみかと思いますが、もっと馴染みのあるコーヒーがあります。それは、、、そう、缶コーヒーです!w

ロブスタ種は独特の香りがあるのでストレートとしては一般的にあまり好まれません。インスタントコーヒー、缶コーヒー、コーヒー製品などによく使われています。

ちなみに、タイコーヒーの業者さんにきいたのですが、タイの現地の方々は好んでロブスタを飲むそうです。このくらいパンチがないと飲んでる気がしない、だそうです。
アラビカに比べてカフェイン含有量も2倍ほどとなるので、その答えは正しいのかも。

私自身もタイやベトナムで現地のコーヒーを飲みましたが、ベトナムで飲んだロブスタはとても美味しかったですので驚きでした。ロブスタはストレートでは飲めない、という考えは間違いだと知りました。

ロブスタは病気に強いので、アラビカと交配させた亜種も存在します。
そういったものは味がアラビカ寄りであったり、ロブスタ寄りであったりと。
飲み比べると面白いです。